転職活動の中で、書類や面接選考だけでなく様々な企業が導入しているのが適性検査。適性検査と聞くとSPIが私は一番に思いつきますが、最近実施する企業が多いのが第三の適性検査、TAL(タル)。
初めて聞いた人も多いと思いますが、脳科学や統計学に基づいて、7人に1人いると言われる「採用リスクのある人材」を振り落とす検査です。検査内容は、ストレス耐性があるのかメンタル疾患はないのかなど……。

こんにちは、グレーゾーン30代女です。仕事を辞めては転職をくり返し、最終的には解雇に。現在は、自分の苦手を認めながら心の折れない働き方をしています。
本記事では、グレーゾーンの私が実際に受けた転職試験時のTALの概要と受けた感想をお伝えしています。
TALかどうかはURLで判断できる

誰でも簡単にWebテストの出題形式を知る方法があります。
それは、企業から送られてくる受験案内メールのURLを確認する方法です。『tal-sa.jp/talsqi』の記載があればTALのWebテストに間違いありません。
私ははじめ、”sqi”という文字を見てSPIと勘違いしていたのですが結果、TAL検査でした。
それでは耳馴染みのない、TALとはどのようなWebテストであり、どんな出題パターンが考えられるのが紹介します。
TALとはどんな適性検査テスト?
概要
TALは、Vivid Japan Co,Ltd.という会社が提供するサービスで、新卒や非正規雇用社員に対する試験で使用されています。
能力検査ではなく、性格検査のみのテストで、質問回答形式と図形貼付形式があります。TALの特徴としては、採用リスクのある人材を見極める点。評価されるのは、精神の安定性と社会人としての心得です。
- 性格検査のみのテストで、質問回答形式と図形貼付形式
- 採用リスクのある人が落とされる
- 評価されるのは、精神の安定性と社会人としての心得
私の場合、図形貼付問題はなく、質問回答形式52問に答える30分の検査でした。
採用リスクとは
公式サイトによると、採用リスクには
- メンタル疾患発症傾向が高い
- ストレス耐性がとても低い、またはとても高い(鈍感)
- 情報を漏洩のリスクや離職傾向が高い
が挙げられます。
ストレス耐性がとても高い人も挙げられるため、一般的に極端な回答を避ける、普通の回答をするのが大筋の正解だとされている理由です。
自分の気質を考えて受験自体を受けることが怖い人もいるかもしれませんが、環境を変えるために前向きに進んでいるだから自信を失うことはないです!
試験内容と対策について
実際に受けたTALについて
受験をして覚えている試験内容です。一般的には図形配置検査もあるようですが私は質問回答だけでした。
質問内容(一例)
覚えている内容をざっと記載しただけなので、文章は正確ではありませんがイメージは以下のようでした。全部で52問の質問から構成されており、制限時間は30分でした。
- 草原にいて、その場合にあなたが思うことは
- 犬や猫を見て思うことは
- あなたが持ってもいい卵は
- 自販機が壊れたらどうする
- 面倒だと思う仕事は
- 相手に嘘をつかれたら
- 責任ある仕事とはどのようなものか
- どうにもならないと行き詰まったことはあるか
すべては覚えていませんが、上のような設問に対して、回答から必ず2つ選択しないといけません。どうしても2つ選べない場合は1つでもいいようなのですが、本当に1つでもいいのかそこも正解が判断できませんでした。
一般的なTALの試験内容について
私が受けたものと所要時間や設問も異なりますが、参考に一般的とされる試験についてまとめています。
テスト1:文章題形式の心理テスト
(所要時間:15分 / 全36問)
チェック式の回答形式で、設問に対して回答を二つ選びます。どうしても選べない場合には、1つでも構わない、自由度の高い試験です。
詳しい例題と回答例がありますので、そちらを参考にイメージしてみてください。
例題: 「あなたが手に持ってもいい卵を2つ選んでください。」
1.殻を剥いていないゆで卵
2.殻をむいたゆで卵
3.殻をむいて切ってあるゆで卵
4.殻をむいて切ってお皿に盛ってあるゆで卵
5.生卵
6.模型の卵
7.うずらの卵
すごくユニークな問題ですよね……。私の場合は、回答内容に、生まれたての生卵、切ってある卵などもありました。良心や素養をはかる試験であると言えます。
テスト2:図形配置形式問題
(所要時間:5分 / 全1問)
定番とされているのが、「入社後に活躍している私」を図形を配置して表現するテスト。18個の図形の中から10〜15個の図形を選び、それぞれを好きな場所に配置する検査です。

- 図形は自分の選ぶ順番で好きな場所に置くことができる
- 図形は回転することができる
- 一度配置してしまうと、二度と動かせないのが注意
定説では、ニコニコマークを必ず置く、すべてのマークを使う、暖色がイメージアップにいいとされる、人間のような形にするなど言われていますが、正直攻略法はわからないです。
入社後に活躍している自分をイメージするのは言葉でも難しいのですが、ここでは図形で表現することが求められます。図形により、その人の深層心理や認知力を見る検査ではないかと考えます。
メンタルの弱さに自信がない方やブランクある方でも、その人の悩みに応じた面接ノウハウをマンツーマンでレクチャーしてもらえるので安心して仕事を探すことができます。